高岩寺(とげぬき地蔵尊)
8分巣鴨のシンボルともいえる曹洞宗の寺院。病気平癒で名高いとげぬき地蔵尊を祀り、「洗い観音」に水をかけて自分の悪い箇所をさするお参りが有名です。
💡 毎月4・14・24日の縁日には商店街に露店が並び、参拝者で大にぎわい。普段より活気ある巣鴨を体験できます。
Tokyo
この街の中心にある地蔵は、公開されない秘仏である。寺の由緒によれば、その像は三センチに満たない霊判から写されたものだという。
写真 Drivephotographer / Unsplash
「おばあちゃんの原宿」と呼ばれる地蔵通り商店街がある。とげぬき地蔵の縁日は毎月4日・14日・24日で、その日は露店が出て人が増える。赤い下着の店、甘味処、座って休める場所が通りに沿って並ぶ。
定番
巣鴨のシンボルともいえる曹洞宗の寺院。病気平癒で名高いとげぬき地蔵尊を祀り、「洗い観音」に水をかけて自分の悪い箇所をさするお参りが有名です。
💡 毎月4・14・24日の縁日には商店街に露店が並び、参拝者で大にぎわい。普段より活気ある巣鴨を体験できます。
約780メートルにわたって200軒以上の店舗が並ぶ商店街。甘味処、漬物屋、健康食品店、そして「赤いパンツ」で知られる下着店など、昭和の空気が漂う商店街です。
💡 ほとんどの店は9〜10時ごろ開店し、夕方6時頃には閉まる店が多いです。平日の午前中はゆっくり店主と話せるのでおすすめ。
地蔵通りの入口近くに位置する真言宗豊山派の寺院。江戸六地蔵の第三番である大きな銅造地蔵菩薩坐像が境内に鎮座し、穏やかな空間が広がっています。
💡 商店街の喧騒から少し足を止めて、静かに参拝できる隠れスポット。朝早い時間帯はとくに静謐な雰囲気を味わえます。
地元の穴場
ソメイヨシノ発祥の地とされる旧染井村にある都立霊園(明治7年開園)。春の桜並木は観光客に知られることなく、地元の人が静かに花見を楽しむ穴場スポットです。
💡 有名な上野や新宿より混雑せず、ゆっくりと桜を鑑賞できます。桜の起源に思いを馳せながら散策するのも一興です。
地蔵通りから一本入ると、住宅と小さな店が混じった細い道になる。商店街の側は幅が広く人通りも多いが、裏に入ると道が細くなり、車がほとんど通らない。手書きの看板や、店先に椅子を出している家がところどころにある。
💡 駅から徒歩6分。地蔵通りから北側へ入る小道から。住宅地なので静かに歩きたい。
日本全国で最も広く植えられているソメイヨシノ(染井吉野)は、旧「染井村」(現在の巣鴨・駒込周辺)の植木職人たちが売り出した品種とされています。染井霊園には今も桜の古木が点在しています。
💡 駅から徒歩13分。駒込駅のすぐそばにあるので、山手線で一駅乗ってから歩くほうが近い。時間の制限なく入れる。
地蔵通り商店街にある赤い下着の専門店。赤い下着を身につけると健康によいという言い伝えがあり、この店はそれ一本で商売をしている。赤の腹巻き、足袋ソックス、シャツなどが並ぶ。商店街には同じ系列の店が何軒かある。
💡 10時〜17時45分。駅から徒歩11分。足袋ソックスは軽く、荷物にならない。
定番

塩をきかせた餅であんを包む「塩大福」を巣鴨に広めた地蔵通りの老舗。昭和12年(1937年)創業で、塩大福が完成したのは昭和38年(1963年)とされています。
💡 当日中に食べるのがおすすめ。営業は年中無休で、おおむね9時15分〜18時30分です。
地蔵通り沿いの精肉店。自慢の和牛メンチカツや鶏のからあげをその場で揚げてくれ、食べ歩き用に包んでもらえます。
💡 揚げたてが出たタイミングを狙うのが鉄則。メンチカツは揚がって数分がいちばんおいしい。
この街の中心にあるものを、参拝した人は誰も見ていない。高岩寺のとげぬき地蔵は秘仏で、公開されない。そのうえ寺が伝えるところによれば、本尊の延命地蔵菩薩は、一七一三年に檀徒の田付又四郎という人の夢に地蔵菩薩が現れて授けたという「霊印」——木のふしのような、三センチに満たない印——に映された姿である。地蔵通りをいっぱいにする人の流れも、四のつく日の縁日も、その掌に載る大きさのものを軸にして回っている。
かわりに配られたのは紙だった。御影という、本尊の分身とされる紙の札である。一七一五年ごろ、毛利家の屋敷で女中が針を誤って飲み、この札を飲ませたところ、針が紙の地蔵を貫いて出てきた——とげを抜く、という名はこの話から来ている。寺そのものは一五九六年に神田明神の東で開かれ、一六五七年の明暦の大火で焼けて下谷へ移り、いまの上野駅前あたりにいた。巣鴨へ来たのは一八九一年、東京府の告示によってである。この街の寺になって、まだ百三十年ほどしか経っていない。
境内でいちばん長い列ができるのは、本尊の前ではない。水をかけて布で拭く洗い観音のほうである。巣鴨へ移ってきた年に寄進された初代は、一九九二年十一月に退き、いまは二代目が立っている。「おばあちゃんの原宿」という呼び名も、寺よりはるかに新しく、昭和五十年代にできたものだ。本尊は見られない。そのかわりにこの街では、紙を飲み、石を撫でる。ここの信仰は、見上げることではなく、手で触れることのほうでできている。
とげぬき地蔵尊 高岩寺
正月・五月・九月の24日が大祭にあたり、10時半と14時半の二度、本堂で大法要が営まれる。縁日そのものは毎月4日・14日・24日で、その日は地蔵通りに露店が並び、本堂の開門も夜8時まで延びる。
巣鴨地蔵通り商店街
商店街の通りに菊の鉢が並ぶ。江戸のころの巣鴨は植木と菊の産地で、それにちなんで平成のはじめに始まった催し。旧中山道の道筋がそのまま会場になる。
日程は年によって動きます。予定を組むときは神社・主催者の案内で確認してください。
駅から徒歩3分、大型チェーンよりも巣鴨の街の規模に合った小さな宿だが評価は高い。地蔵通りやとげぬき地蔵尊へも歩いてすぐ。
1泊あたり概算9,000〜14,000円程度
巣鴨からやや離れますが、部屋に洗濯乾燥機を完備した長期滞在向けホテル。巣鴨・谷中・駒込など下町エリアを巡る拠点として最適です。
1泊あたり概算12,000〜18,000円程度
渋谷から
約21分 · 乗換なし · JR山手線 · ¥260埼京線で池袋へ出て乗り換えると18分ほどだが、山手線なら乗換なしで着く。
新宿から
約14分 · 乗換なし · JR山手線 · ¥210
東京駅から
約19分 · 乗換なし · JR山手線 · ¥210
上野から
約12分 · 乗換なし · JR山手線 · ¥200
池袋から
約5分 · 乗換なし · JR山手線 · ¥160
品川から
約32分 · 乗換なし · JR山手線 · ¥350
成田空港から
約66分 · 乗換1回 (日暮里で乗換) · 京成スカイライナー → JR山手線 · ¥2,770
羽田空港から
約47分 · 乗換1回 (浜松町で乗換) · 東京モノレール → JR山手線 · ¥770巣鴨は山手線の駅なので、都心の主要ターミナルからはどこも乗り換えずに来られる。
所要時間は平日昼間の目安、運賃はきっぷの概算です。どちらも変わるので、当日は乗換案内で確認してください。
巣鴨にはJR山手線と都営三田線が乗り入れる。山手線では池袋の二つ隣にあたり、渋谷・新宿・東京・上野のいずれからも乗り換えなしで来られる。都営三田線は目黒から大手町を経てこの駅を通り、西高島平へ向かう。所要時間と運賃は下の表にまとめてある。とげぬき地蔵と地蔵通り商店街へは北口から。
地蔵通り商店街は毎月4日・14日・24日が縁日で、この日は露店が増えて参拝の人も多くなる。普段の日とは通りの様子がまるで違うので、日を選べるならこの三日を狙いたい。とげぬき地蔵のある高岩寺は境内が広くないので、縁日は混む。桜は染井吉野桜記念公園が4月上旬。
巣鴨はゆっくりした時間が流れる高齢者の街です。急がず、立ち止まり、店主に話しかけてみましょう。英語はほぼ通じませんが、笑顔とお辞儀があれば心が通います。「試食どうぞ」の声がけには遠慮なく応じてみてください。
由来には諸説ある。かつてこの一帯に大きな池があり、鴨が多く巣を作っていたからという説と、石神井川に面した砂州を指す「洲鴨」から来たという説がある。どちらも水辺の地形を指している。