Tokyo

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おばあちゃんの原宿で、昭和の温もりに出会う

巣鴨は「おばあちゃんの原宿」として親しまれ、東京の下町文化が今も息づく地蔵通り商店街が有名です。とげぬき地蔵尊への参拝と赤いパンツのショッピング、手作りの甘味処めぐりは、昔ながらの東京の日常を体感できる特別な体験です。

観光スポット

定番

高岩寺(とげぬき地蔵尊)

巣鴨のシンボルともいえる曹洞宗の寺院。病気平癒で名高いとげぬき地蔵尊を祀り、「洗い観音」に水をかけて自分の悪い箇所をさするお参りが有名です。

💡 毎月4・14・24日の縁日には商店街に露店が並び、参拝者で大にぎわい。普段より活気ある巣鴨を体験できます。

地蔵通り商店街

約780メートルにわたって200軒以上の店舗が並ぶ商店街。甘味処、漬物屋、健康食品店、そして「赤いパンツ」で知られる下着店など、昭和の空気が漂う商店街です。

💡 ほとんどの店は9〜10時ごろ開店し、夕方6時頃には閉まる店が多いです。平日の午前中はゆっくり店主と話せるのでおすすめ。

眞性寺

地蔵通りの入口近くに位置する天台宗の寺院。江戸六地蔵のひとつである大きな地蔵菩薩像が境内に鎮座し、穏やかな空間が広がっています。

💡 商店街の喧騒から少し足を止めて、静かに参拝できる隠れスポット。朝早い時間帯はとくに静謐な雰囲気を味わえます。

地元の穴場

染井霊園

日本で最も多く植えられているソメイヨシノ発祥の地として知られる都立霊園。春の桜並木は観光客に知られることなく、地元の人が静かに花見を楽しむ穴場スポットです。

💡 有名な上野や新宿より混雑せず、ゆっくりと桜を鑑賞できます。桜の起源に思いを馳せながら散策するのも一興です。

地蔵通り裏路地の昭和風景

地蔵通りから一本入った住宅街には、手書きの看板、昔ながらの豆腐屋、縁側で語り合う高齢者の姿など、1970〜80年代の東京の日常がそのまま残っています。

💡 地蔵通りから北側へ入る小道を気の向くままに歩いてみましょう。観光化されていない本物の下町の空気が感じられます。

豊島八十八ヶ所霊場めぐり

巣鴨周辺には、四国八十八ヶ所霊場を模した東京版の「お遍路」の石仏が点在しています。白衣をまとったお年寄りが静かに巡礼する姿は、外国人観光客には知られていない光景です。

💡 高岩寺で御朱印帳を入手し、周辺の霊場石仏を探しながら歩くと、巣鴨の知られざる宗教文化に触れられます。

グルメ

定番

白玉ざんまい(おしのや)

昭和の創業以来、手作り白玉を守り続ける老舗甘味処。みたらし・あんこ・白玉ぜんざいなど定番メニューが揃い、縁日の日には行列ができる人気店です。

💡 縁日(4・14・24日)の午前中に伺うと、売り切れ前に人気商品を楽しめます。

漬物の試食めぐり

地蔵通り沿いには老舗の漬物屋が数軒あり、ぬか漬け、柴漬け、甘酢漬けなど季節の漬物の試食を気前よく提供してくれます。歩きながら少しずつ味わう「試食はしご」が地元流の楽しみ方です。

💡 「一つください」と声をかければ快く試食させてもらえます。購入を強要されることもなく、気軽に楽しめます。

揚げたてメンチカツ

商店街の精肉店数軒が、その場で揚げたてのメンチカツを1個200〜300円前後で販売。ジューシーな肉汁があふれる巣鴨の定番食べ歩きグルメです。

💡 行列が絶えない店は揚げたてのサインです。購入後はすぐにいただくのが鉄則。

地元の穴場

舟和の巣鴨周辺店

江戸時代から続くあんみつの老舗・舟和は浅草が本店として有名ですが、巣鴨周辺の支店は観光客が少なく、落ち着いた雰囲気でいただけます。寒天と自家製黒蜜の組み合わせは何十年も変わらない味。

💡 浅草本店より待ち時間が格段に短く、同じ品質のあんみつをゆっくり楽しめます。

赤いパンツ・赤い下着ショッピング

「赤いパンツを穿くと長生きする」という言い伝えから生まれた巣鴨名物。マルジ(丸二)をはじめとする赤い下着専門店が軒を連ね、赤い腹巻き・靴下・Tシャツなどが並んでいます。

💡 赤い足袋ソックスは軽くてかさばらず、約500円〜から買えるユニークなお土産として外国人にも大好評。

裏路地の豆腐屋の朝豆腐

地蔵通り裏の住宅街には、今もその日の朝に豆腐を作る老舗の豆腐屋が数軒残っています。店頭で販売される「寄せ豆腐」を小さな器でいただく体験は、観光客にはほぼ知られていません。

💡 午前9時前に行くと湯気と大豆の香りが漂う工房が目印です。看板のない店も多いので、香りと蒸気を頼りに探してみてください。

泊まる

定番

ホテルパールシティ巣鴨

巣鴨駅から徒歩圏内のビジネスホテル。清潔感があり山手線・都営三田線どちらにもアクセスしやすく、北東京エリアの観光拠点として使い勝手がよい宿です。

1泊あたり概算9,000〜14,000円程度

東急ステイ水道橋(近隣エリア)

巣鴨からやや離れますが、部屋に洗濯乾燥機を完備した長期滞在向けホテル。巣鴨・谷中・駒込など下町エリアを巡る拠点として最適です。

1泊あたり概算12,000〜18,000円程度

地元の穴場

板橋〜巣鴨エリアの民泊・ゲストハウス

商店街周辺の住宅街に点在する小規模なゲストハウスや民泊では、畳の部屋で本物の下町暮らしを体験できます。朝食に地蔵通りで買った豆腐や漬物が並ぶことも。各種予約サイトで検索してみてください。

1泊あたり概算4,000〜7,000円程度(物件によって異なります)

隠れた名所

地元の穴場

ソメイヨシノ発祥の地

日本全国で最も広く植えられているソメイヨシノ(染井吉野)は、江戸時代の植木職人たちがこの「染井村」(現在の巣鴨・駒込周辺)で生み出した品種です。染井霊園には原木に近い古木も現存しています。

高岩寺の絵馬に込められた祈り

高岩寺の絵馬には、受験合格や恋愛成就ではなく、「健康回復」「家族の病気が治りますように」という祈りが圧倒的に多く書かれています。日本の高齢者の願いが凝縮された、静かに心に刺さる光景です。

縁日(えんにち)の特別な賑わい

毎月4・14・24日の「縁日」には、普段の倍以上の露店と参拝者が地蔵通りに集います。高齢者にとっては買い物であり社交であり信仰でもある特別な日。この日だけ見られる巣鴨の本当の顔があります。

アクセス

JR山手線「巣鴨駅」下車すぐ(池袋から約3分、東京駅から約25分)。都営三田線「巣鴨駅」も利用可能。Suicaなどの交通系ICカードが使えます。運賃は出発地によりますが中心部から概算180〜220円程度。

ベストシーズン

桜の季節(3月下旬〜4月上旬)の染井霊園は格別。縁日(毎月4・14・24日)は商店街が最も活気づきます。秋は寺院の木々が色づき、冬は参拝者が少なく静かに散策できます。

地元のコツ

巣鴨はゆっくりした時間が流れる高齢者の街です。急がず、立ち止まり、店主に話しかけてみましょう。英語はほぼ通じませんが、笑顔とお辞儀があれば心が通います。「試食どうぞ」の声がけには遠慮なく応じてみてください。