中央通り
3分新橋から京橋まで伸びる銀座のメインストリート。ルイ・ヴィトン、シャネル、カルティエといった国際ブランドの旗艦店が並ぶ一方、鳩居堂や三越といった日本の老舗も健在。日曜・祝日には車両通行止めとなる「歩行者天国」が開催される。
💡 日曜の午後16〜17時頃はビルのガラスファサードに夕日が反射し、写真映えする。歩行者天国は晴天の週末が特におすすめ。
Tokyo
地名のもとになった銀貨の鋳造所は、1801年にここを去った。柳が植わったのはそのあとで、地下水の高いこの土地で枯れなかった木が、それだけだったからだ。
海外のブランド店と、百年を超える日本の老舗が同じ通りに並ぶ。週末の午後は中央通りが歩行者天国になり、車道の真ん中を歩ける。表通りの裏には、紹介がないと入れないバーや職人の仕事場が残っている。
定番
新橋から京橋まで伸びる銀座のメインストリート。ルイ・ヴィトン、シャネル、カルティエといった国際ブランドの旗艦店が並ぶ一方、鳩居堂や三越といった日本の老舗も健在。日曜・祝日には車両通行止めとなる「歩行者天国」が開催される。
💡 日曜の午後16〜17時頃はビルのガラスファサードに夕日が反射し、写真映えする。歩行者天国は晴天の週末が特におすすめ。

1904年創業、12フロアにわたる文具・雑貨の殿堂。万年筆、旅行グッズ、手漉き和紙、生花からビルの屋上農園まで、各フロアがひとつのテーマで構成されており、文具好きなら半日は過ごせる。世界中のデザイン愛好家の巡礼地でもある。
💡 地下フロアには希少な日本各地の和紙や特注のレターセットが揃う。また上階のインク調合コーナーでは自分だけのオリジナルインクを作れる(要事前確認)。
歌舞伎を上演するために建てられた劇場で、いまも歌舞伎の中心にある。2013年に建て替えられた桃山様式の外観は銀座の目印で、通年で昼夜の公演がある。晴海通りに面した1階正面の右手には小さな歌舞伎稲荷神社があり、5階には無料の屋上庭園も。
💡 一幕見席なら1幕だけ観られる。指定席は前日12時からオンラインで、自由席は当日10時から劇場の窓口で売り出す。価格は幕によって変わる。長い公演は敷居が高いという人の入口になる。
地元の穴場

1932年竣工のアールデコ様式のマンションで、銀座最古の集合住宅建築。現在は30を超えるアーティストのスタジオやギャラリーが各室に入居している。商業画廊が立ち並ぶ銀座の中で、ここだけは創作の現場の生々しい空気が漂う。
💡 入場料不要。狭い階段を上り、扉の開いている部屋にそっと立ち入ると、作家本人が直接案内してくれることも。週末の午後が訪問しやすい。
大日本印刷が運営する、入場無料のデザイン専門ギャラリー。DNP銀座ビルの地下にあり、田中一光や亀倉雄策など日本のグラフィックデザイナーの個展を月替わりで開く。展示室はひと部屋で、20分ほどで見終わる。
💡 入場無料。企画展の情報はggg公式サイトで確認を。デザイン・アート好きなら銀座で立ち寄るべき筆頭候補。

GINZA SIXの13階屋上庭園に静かに鎮座する朱塗りの小さな稲荷神社。2017年の開業時に、旧・松坂屋銀座店の屋上から遷座された。約4,000㎡の庭園に囲まれた、商業施設の喧噪の真上にある都心のひそやかな聖域。
定番

1935年創業、軍艦巻きを考案した店として知られる鮨屋。銀座本店はヒノキのカウンターが8席で、握る手元が目の前にある。予約が要る。
💡 昼のおまかせは概ね1.5〜2万円で、夜の約半額。公式サイトから2週間以上前の予約推奨。

駅から徒歩1分のフルーツパーラー。名前と由来は共通するが、日本橋の千疋屋総本店とは別会社である。季節の果物を使ったサンドイッチやパフェを、果物店の上階にある小さな食堂で味わえる。
💡 贈答用のメロンは国際配送にも対応している(植物検疫の書類付き)。カウンターで相談すること。
地元の穴場
2002年にオープンした伝説的な立ち飲みバー。銀座7丁目のニューギンザビル7階にあり、名物は氷を一切使わない「角ハイボール」。冷凍庫で冷やしたサントリー角と炭酸、レモンピールを儀式のように注ぐ一杯で、地元の銀座人や仕事帰りの料理人に愛されている。
💡 開店は概ね15時。席数はわずかで、すぐ埋まる。現金のみ。
1948年創業の珈琲専門店。創業者の関口一郎氏は80代を過ぎても自ら焙煎を続けた。銀座8丁目の店では、何十年も寝かせた古い豆を挽いて出す。この方式で営業を続けている店は多くない。
💡 「ブラン・エ・ノワール」(生クリームの上にブラックコーヒーを注ぐ)が名物。関口氏は2018年に103歳で逝去されたが、レシピはスタッフが完全に守り続けている。
銀座の柳は、情緒で選ばれた木ではない。一八七〇年代のなかば、煉瓦街の整備にあわせて、銀座通りに日本で最初とされる街路樹が植えられた。選ばれたのは桜と松と楓である。どれも枯れた。ここは徳川の世に海を埋め立てた土地で、地下の水位が高く、そういう木の根が耐えられなかった。残ったのは、湿った土を好む柳だけだった。一八八四年には、この通りの街路樹はほとんど柳になっている。街の顔になった木は、誰かが見立てたのではなく、消去法で残っている。
その柳も、一九二一年にすべて抜かれた。車道を広げるためで、代わりにイチョウが植えられ、その直後の関東大震災で焼けた。ここからが妙なところで、柳が無くなってから八年たった一九二九年、「昔恋しい 銀座の柳」と歌う「東京行進曲」が二十五万枚売れる。歌が流行ったとき、銀座に柳は一本も立っていない。人々は、自分が見たことのない並木を懐かしんでいた。
そして歌が木を連れ戻した。惜しむ声が大きくなるにつれ、地元の商店会と新聞社から九百本の柳が寄せられ、京橋から新橋まで、日比谷から築地までの歩道に植えられる。一九三二年三月、銀座柳復活祭。その柳は戦争で失われた。一九八四年五月、目黒区に銀座の柳が生き残っているという新聞記事が出て、二人の男性が枝を五十本ゆずり受け、百五十本の挿し木をして、八十六本を根づかせた。いま西銀座通りや柳通りに揺れているのは、その木の子である。この街でいちばん有名な木は、一度もみずからここを選んでいない。水に選ばれ、道路に抜かれ、歌に呼び戻された。
西銀座通り
こどもの日の一日だけ、西銀座通りの一丁目から八丁目までおよそ1キロが歩行者天国になる。11時から17時まで、パレードや催しが続く。柳の苗木が配られるのがこの祭りの決まりで、先着分がなくなると終わる。
日程は年によって動きます。予定を組むときは神社・主催者の案内で確認してください。
日比谷交差点に面し、皇居外苑の濠を望む立地のラグジュアリーホテル。アールデコのデザインと日本の工芸が融合した客室、最上階のレストラン「ピーター」からの東京夜景は圧巻で、アジア随一のシティホテルとして常に高い評価を得ている。
スタンダードルームで概ね1泊12万円〜。スイートはさらに高額。
2023年開業、東京ミッドタウン八重洲の最上層階に位置するブルガリの旗艦ホテル。侘び寂びの美学を深く取り込んだ建築・インテリアは圧倒的で、ニコ・ロミートによるイタリアン「イル・リストランテ」とスパも東京最高峰のひとつ。
スタンダードルームで概ね1泊20万円〜。ピーク時はそれ以上。
銀座の東側、築地寄りにあるサービスアパートメント。フルキッチンと独立したリビングがあり、1週間以上の滞在ならホテルの一室より明らかに向いている。同じ広さの銀座のホテルと比べれば宿泊費もかなり抑えられる。
概ね1泊2〜3.5万円程度(シーズン・部屋タイプによる)。
渋谷から
約17分 · 乗換なし · 東京メトロ銀座線 · ¥210
新宿から
約23分 · 乗換なし · 東京メトロ丸ノ内線 · ¥210
東京駅から
約2分 · 乗換なし · 東京メトロ丸ノ内線 · ¥180
上野から
約13分 · 乗換なし · 東京メトロ銀座線 · ¥180
池袋から
約21分 · 乗換なし · 東京メトロ丸ノ内線 · ¥210
品川から
約17分 · 乗換1回 (新橋で乗換) · JR山手線 → 東京メトロ銀座線 · ¥380
成田空港から
約85分 · 乗換1回 (東京で乗換) · 成田エクスプレス → 東京メトロ丸ノ内線 · ¥3,320N’EXは全車指定席で自由席はない。
羽田空港から
約37分 · 乗換2回 (浜松町と新橋で乗換) · 東京モノレール → JR山手線 → 東京メトロ銀座線 · ¥850
所要時間は平日昼間の目安、運賃はきっぷの概算です。どちらも変わるので、当日は乗換案内で確認してください。
銀座駅は銀座線・日比谷線・丸ノ内線の3路線が乗り入れる。成田空港からは成田エクスプレスで東京駅まで約60分、そこから丸ノ内線で2駅・約4分。羽田空港からは東京モノレールか京急線で浜松町または品川まで約20〜30分、そこから地下鉄で銀座まで約10〜15分。
3月下旬〜4月上旬の桜の季節と、11月の中央通りのイルミネーション点灯期間が特におすすめ。夏の夜は屋上バーが賑わい活気がある。1月1〜3日前後は多くの店が年始休業するため注意。
銀座の多くのブティックや老舗では、小さな買い物でも「包み(つつみ)」を頼むと、それ自体が芸術品のような和紙での贈答包みをしてくれる。また、東銀座駅と銀座駅をつなぐ銀座5丁目の地下通路沿いには、扇子・漆器・木版画などを扱う小さな専門店が並んでおり、観光客の多くは通り過ぎてしまう穴場エリア。
「銀座」とは銀貨をつくる場所のことである。1612年、駿府にあった銀の鋳造所が京橋の南へ移され、その役所の名がそのまま町の名になった。鋳造所は1801年に蛎殻町(現在の人形町)へ移ったが、地名だけが残った。