渋谷スクランブル交差点
4分信号が変わるたびに、全方向から一斉に歩行者が渡り出す交差点。見下ろす場所としては、交差点に面したスターバックスの2階や、渋谷スクランブルスクエアの展望デッキ「渋谷スカイ」があります。
💡 金曜・土曜の夜20時以降が最も人通りが多くなります。雨の日は傘が一斉に開くので、また違って見えます。
Tokyo
1912年の唱歌にうたわれた小川は、暗渠になっていまも街の下を流れている。スクランブル交差点の人波は、その上を歩いている。
写真 Oh Taeyeon / Unsplash
スクランブル交差点を中心に、ファッションと音楽の店が集まる。駅は長く再開発が続いていて、通路も出口も年ごとに変わる。表通りの一本裏には、百軒店やのんべい横丁のように戦後からの区画がそのまま残っている。
定番
信号が変わるたびに、全方向から一斉に歩行者が渡り出す交差点。見下ろす場所としては、交差点に面したスターバックスの2階や、渋谷スクランブルスクエアの展望デッキ「渋谷スカイ」があります。
💡 金曜・土曜の夜20時以降が最も人通りが多くなります。雨の日は傘が一斉に開くので、また違って見えます。
渋谷スクランブルスクエアの45〜46階と屋上に広がる展望施設で、屋上の「SKY STAGE」は完全な屋外デッキです。360度のパノラマで東京の街並みを一望でき、晴れた日には富士山も見えます。夕暮れ時の光景は特に息をのむ美しさです。
💡 当日券は売り切れることが多いため、公式サイトでの事前予約が必須。日没の1時間前に入場すると、夕焼けから夜景への変化を楽しめます。
渋谷駅ハチ公口のすぐ前に立つ秋田犬の銅像。亡くなった飼い主を約10年間待ち続けたハチ公の実話は国内外で広く知られ、観光客だけでなく地元の人々にとっても待ち合わせの定番スポットです。
💡 日中は撮影待ちの行列ができるほど混雑しています。朝7時頃はほぼ誰もおらず、静かに写真を撮れます。
地元の穴場
道玄坂を少し上って脇道に入ると、関東大震災のあと大正末期に開かれた坂の商店街「しぶや百軒店」が残っています。ラブホテル街と隣り合いながら、カウンター数席の飲み屋、焼きとん屋、そして1926年創業の「名曲喫茶ライオン」が坂道に並びます。
💡 名曲喫茶ライオンは11:00〜22:30の通し営業で、クラシックの名盤を大音量で聴かせる店。会話は控えるのがルールです。この坂には現金のみの店も多いので、少し多めに持っていくと安心です。
渋谷ストリームの開発に合わせて渋谷川沿いに整備された、稲荷橋から並木橋を経て「渋谷ブリッジ」まで続く全長約600mの遊歩道です。インバウンド観光客にはほぼ知られていませんが、近隣のオフィスワーカーが弁当を持って昼休みを過ごす穴場になっています。
💡 渋谷駅側の起点は稲荷橋広場。全長600mなので片道10分ほどで歩き切れます。終点の渋谷ブリッジからは代官山駅も徒歩圏です。
代官山にある建築的にも美しい書店兼ライフスタイル複合施設。3万冊のヴィンテージ雑誌に囲まれたラウンジ「Anjin」(11:00〜22:00)や、選び抜かれた書籍・音楽のコーナーが揃い、東京の知識人やデザイン関係者が集う場所として知られています。
渋谷のメインストリートから一本入った場所にある細長い横丁。戦後の闇市に由来する70年以上の歴史をもち、約40軒の木造の飲み屋が軒を連ねます。10席に満たない極小サイズの店がほとんどです。大規模な再開発が進む渋谷においても奇跡的に残存する昭和の遺産で、ちょうちんの灯りと引き戸の風情がたまりません。
定番
一人用の仕切られたカウンター席で注文用紙に好みを細かく記入し、完全に自分だけの時間の中でとんこつラーメンを食べる一蘭のスタイルは、外国人旅行者からも高い支持を得ています。スペイン坂近くの渋谷店は観光エリアからのアクセスも良好です。
💡 行列は見た目よりも早く進みます。注文用紙では麺の硬さ・味の濃さ・にんにくの量・秘伝のたれの辛さまで細かく指定でき、英語の用紙も用意されています。
宮下パーク内に設けられた横丁風フードホールで、北海道のカニから沖縄のもずく料理まで日本各地の料理を一度に楽しめます。ちょうちんが並ぶ昭和レトロな雰囲気の通路は撮影スポットとしても人気です。
💡 人気店には夕方6時前に席を確保しておくと安心です。入口付近の串焼きカウンターでは国内クラフトビールも揃っています。
渋谷駅近くの立ち食い寿司チェーン。カウンターで立ったまま、一貫ずつ頼んで食べる形式です。マグロ系のネタが特に充実しています。
💡 開店直後の午前11時頃が最もネタが新鮮で選択肢も豊富です。立ち食いスタイルも食文化の一部としてぜひ体験を。
地元の穴場
円山町の坂、渋谷駅より神泉駅寄りにある魚料理の居酒屋。店主が自ら仕入れた魚を使い、その日の内容は黒板に手書きされます。観光客向けの寿司店では見かけない魚種の刺身盛り合わせが目当てです。
💡 水曜定休。週末は満席になりやすく、予約はウェブから受け付けています。
「春の小川」の小川は、この街の地下にある。一九一二年の文部省唱歌で、作詞した高野辰之は当時、豊多摩郡代々幡村——いまの代々木三丁目に住んでいた。歌われたのは、家の近くを流れていた河骨川という小川だとされる。河骨川は宇田川に合流し、宇田川は渋谷川になって、東京湾まで下っていた。その河骨川は、一九六四年の東京五輪を機に蓋をされ、下水道に変わった。いま川の跡をたどれるのは、代々木八幡駅の近く、線路沿いに立つ歌碑のあたりだけである。
消えたのは水面であって、川ではない。渋谷はもともと谷で、宇田川はいまもセンター街の下を流れている。西武百貨店のA館とB館のあいだに地下通路がないのは、そこを暗渠が通っているからだ。渋谷川のほうも、一九六〇年から七〇年ごろにかけて、東口の駅前広場から上流側が支流ごと地下に入れられた。宮下公園の交差点あたりから先は、扱いが河川ではなく下水道に変わっている。街の形は、いまも川の形をしている。
地形のほうは蓋ができない。谷底に街を作れば、雨は昔と同じ低いところへ集まってくる。二〇二〇年八月三十一日、東口広場の地下二十五メートルに、雨水を四千立方メートルためられる施設が使われ始めた。南北四十五メートル、東西二十二メートルの空洞である。川を地下に入れて六十年たっても、この街はなお、水が集まる場所として設計をやり直され続けている。歌になった小川は、いまも同じところを流れている。人が上を歩いているだけである。
金王八幡宮
渋谷でいちばん大きな祭り。最終日の日曜には渋谷15町会の神輿が集まって連合渡御を行う。ふだんスクランブル交差点を歩いている人の流れが、この日は神輿に置き換わる。
渋谷氷川神社
渋谷区でもっとも古いとされる神社で、渋谷から恵比寿にかけての鎮守。金王八幡宮の祭りとほぼ同じ時期にあたるので、九月の渋谷は二つの祭りが重なる。
日程は年によって動きます。予定を組むときは神社・主催者の案内で確認してください。
渋谷マークシティと渋谷駅に直結しており、雨の日でも濡れずにアクセスできる利便性が最大の魅力。眺めの良い客室からスクランブル交差点を見下ろせる部屋もあり、立地の割にリーズナブルなミドルクラスホテルです。
1泊あたり約18,000〜30,000円(時期により変動)
渋谷と代官山を結んでいた高架線路の跡地に建ち、「レール」がデザインの随所に表れる。ホテルというよりホステルに近い運営で、個室・シャワーのみの部屋・ドミトリーが混在する。7階の宿泊者ラウンジ&テラスは24時間無料開放で、実際に人が集まるのはそこ。
💡 静かに過ごしたいなら個室を。ラウンジは夜遅くまで国際色豊かな交流が起きる。
1泊あたり約6,000〜18,000円(部屋タイプ・時期により変動)
スクランブル交差点から徒歩圏内にあるスマートポッド型ホテル。フルリクライニングの個人ポッドと専用スマートデバイスで操作する設備が揃い、室料に夕方のクラフトビール無料サービスが含まれます。世界中から来た一人旅の旅行者が毎晩ラウンジで自然と交流する雰囲気が独特です。
1泊あたり約6,000〜10,000円(ビアアワー込み)
新宿から
約4分 · 乗換なし · JR埼京線 · ¥200
東京駅から
約26分 · 乗換なし · JR山手線 · ¥210東京メトロ丸ノ内線と銀座線を乗り継ぐと17分で着くが、乗換なしのJR一本のほうが分かりやすい。
上野から
約30分 · 乗換なし · 東京メトロ銀座線 · ¥210
池袋から
約10分 · 乗換なし · JR埼京線 · ¥210
品川から
約14分 · 乗換なし · JR山手線 · ¥210
成田空港から
約94分 · 乗換なし · 成田エクスプレス(直通) · ¥3,330全車指定席で自由席はない。運賃は乗車券と指定席特急料金の合計(通常期の目安)。
羽田空港から
約48分 · 乗換1回 (浜松町で乗換) · 東京モノレール → JR山手線 · ¥770
所要時間は平日昼間の目安、運賃はきっぷの概算です。どちらも変わるので、当日は乗換案内で確認してください。
渋谷駅はJR山手線・埼京線・湘南新宿ライン、京王井の頭線、東京メトロ銀座線・半蔵門線・副都心線、東急東横線・田園都市線が集まる都内有数のターミナル駅です。成田空港からは成田エクスプレス(N'EX)が直通で約90分。羽田空港からは京急線に乗り換えて約40分。ICカードは全路線で利用できます。
渋谷は年中楽しめますが、季節ごとに顔が違います。春(3月下旬〜4月上旬)は近隣の代々木公園や目黒川で花見を楽しめます。夏はオープンテラスが増え、祭りの雰囲気が高まります。秋(10〜11月)は紅葉と過ごしやすい気候が重なり散歩に最適。10月末のハロウィンは公式イベントではないものの数万人が集まる巨大な仮装祭りになります。11〜12月のイルミネーションも見逃せません。
渋谷駅の構内は再開発の工事が続いていて、東京の鉄道に慣れた人でも迷うことがあります。出口を間違えるとまったく違う場所に出てしまうので、「ハチ公口」を基点に動くのが確実です。地下では電波が入りにくいことも多いため、駅構内の案内板を使ってください。2024年10月から、渋谷駅周辺では路上や公園など公共の場所での飲酒が通年で禁止されています。午後6時から翌朝5時までが対象で、ハロウィンや年末に限った措置ではありません。
由来には定説がない。入江だったころ塩谷と呼ばれ、それが転じたという説、川の水が鉄分で渋色をしていたからという説、しぼんだ谷という地形の説、渋谷氏という一族の名によるという説などがある。