Backstreet Journey
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西荻窪

Nishiogikubo

骨董屋が表通りではなく、裏の路地に散らばる町。

JR中央線の西荻窪駅(1922年開業)の南口から広がる路地に、骨董・古道具の店が集まる街。駅の周りの道がまっすぐで行き止まりが少ないのは、井荻村が1925年から1935年にかけて、家が建つ前に村全域の土地区画整理を行ったためである。中央線快速は平日だけ停車し、土休日は通過する。

見どころ

定番

西荻窪 アンティーク コレクションズ

徒歩6分

Nishiogikubo Antique Collections

駅の南側にある骨董店。西荻窪は骨董の店が集まる街として知られていて、南口から広がる路地に陶磁器、家具、西洋アンティークなど扱うものの違う店が点在している。この店はその一軒。

12時〜19時。駅から徒歩6分。この界隈の店は昼前に開くところが多く、休みの曜日も店ごとに違う。

定番

善福寺公園

徒歩23分

Zenpukuji Park

駅から北へ徒歩20分ほど、湧水の池を二つ抱えた林の公園です。上の池は善福寺川の水源で、下の池ではボート遊びができます。散歩や野鳥観察をする地元の人ばかりで、都心からの観光客はほとんど来ません。

3月下旬〜4月上旬の桜が見どころですが、静けさを味わうなら平日の朝がおすすめ。駅近くでレンタサイクルを借りると気持ちよく走れる距離です。

善福寺公園

写真: Daderot / Wikimedia Commons (CC0)

定番

西荻南口仲通商店会

徒歩2分

Nishiogi South Exit Nakadori

駅の南口をすぐ出たところから伸びるアーケードの商店街。個人商店が続き、通りにはピンクの象の飾りが吊り下がっている。北口側には伏見通りがあり、魚屋や豆腐屋が並ぶ。どちらも大きな再開発を受けていない。

駅から徒歩2分。夕方5時から6時ごろが最も人が動く時間で、総菜の値引きも始まる。

穴場

Beatnik Groove Store

徒歩8分

西荻南のレコード店。西荻窪には骨董店に交じって小さなレコード店が何軒かあり、店ごとに扱うジャンルが違う。大型店ではないので、棚の並びに店主の選び方が出る。

駅から徒歩8分。月曜定休。営業日と時間は店ごとに違うので、まとめて回るなら先に調べたい。

グルメ

定番

物豆奇(ものずき)

徒歩5分

Monozuki (Retro Kissaten)

1975年ごろから続く純喫茶。北口から伏見通りを5分ほど歩いた場所にあります。初代マスターが国立の喫茶店「邪宗門」を手本に古時計や骨董で埋め尽くした店内を、現在のマスターが名前も内装もそのまま受け継ぎました。ハンドドリップのコーヒーとケーキ、そして現在から切り離されたような空間が魅力です。

席数が少なく、週末は少し待つこともあります。現金のみ。

定番

ハンサム食堂

徒歩1分

Handsome Shokudo

駅のすぐそばにあるタイ料理の店。西荻窪は住宅街のわりにタイ料理の店が多く、駅から数分の範囲に個人経営の小さな店が点在している。この店は夜のみの営業。

18時30分〜22時30分。駅から徒歩1分。席数が少ないので、時間をずらすか予約を考えたい。

穴場

地産マルシェ 西荻窪

徒歩4分

Chisan Marché Nishiogikubo

駅から数分の小さな産直ショップ。生産者が委託した野菜や加工品が、生産者名の入ったラベルとともに並びます。多くは都下・多摩地域の農家のものです。週末のイベントではなく、地元の人が日常的に立ち寄る買い物先です。

その日の朝に届いたものが中心なので、良いものを狙うなら午前中の早い時間に。価格はファーマーズマーケット的な高値ではなく、普通のスーパー並みです。

穴場

どんぐり舎

徒歩4分

Donguri-sha

西荻北の喫茶店。10時に開いて20時30分まで開いている。西荻窪には長く続いている喫茶店が数軒あり、この店もその一つ。

10時〜20時30分。駅から徒歩4分。夜まで開いているので、店じまいの早い骨董店を回ったあとにも寄れる。

街の記憶

家が建つ前に道を引いた

この辺りを歩くと、道がやけに素直なことに気づく。細い道でもまっすぐで、行き止まりが少ない。偶然ではない。家が建つより先に、道のほうが引かれているからだ。

井荻村の村長だった内田秀五郎は、大正十四年に村じゅうの土地区画整理の組合を立ち上げた。村の一部ではなく全域である。彼は「今のうちに道路を整備拡張しておかなければ、悔いを百年後に残す」と言っている。当時この一帯はまだ畑と雑木林で、区画整理をする理由は目の前には無かった。理由は先にあった。関東大震災のあと、人が西へ移ってくることが分かっていたのである。

事業は昭和十年に完了した。十年ほどで村全体の骨格が引き直されたことになる。内田は西荻窪駅の開業にも動き、西武線の三つの駅の設置も実現させた。いま骨董屋や古本屋が入っている裏通りは、店ができるずっと前から、その幅と向きで待っていた道である。

  • 井荻村土地区画整理組合の設立認可は1925年9月、完了は1935年。杉並区の資料による。
  • 内田秀五郎(1876-1975)は井荻村長、のち井荻町長。西荻窪駅の開業は1922年。

夜の街

穴場

アケタの店(ジャズの地下室)

徒歩3分

Aketa no Mise (Jazz Basement)

西荻窪のジャズの拠点。1974年2月、ピアニストでオカリナ奏者でもある明田川荘之(アケタ)が自分の場所として開いた店です。壁画のある30席ほどの地下空間で、ほぼ毎晩ライブがあり、ジャズを中心にブルースや一癖ある企画も。演奏者との距離がほとんどない小ささが魅力です。

駅から北へ徒歩数分。出演スケジュールを事前に確認しましょう。ライブは基本的に夜で、人気の日はすぐ埋まります。現金を用意して行くのが安心です。

泊まる

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吉祥寺エリアのホテル(電車で1駅)

徒歩29分

Kichijoji Area Hotels (one stop away)

西荻窪自体にはホテルがほとんどなく、それがこの街の静けさを保っている理由のひとつでもあります。中央線で西へ1駅、電車で約3分の吉祥寺には多彩なビジネスホテルやゲストハウスがあり、西荻窪へも気軽に戻れます。

終電近くまで本数が多いので、吉祥寺に泊まっても西荻窪の夜を切り上げる必要はありません。

一年の行事

7月最終日曜

西荻おわら風の舞

旧府道(おわら通り)

越中八尾のおわら節にのせて、五日市街道側から西荻窪駅に向かって約600メートルを踊り流す。2012年に始まったもので、細い道が多いという街の造りに合わせてこの踊りが選ばれた。都内でおわらを見られる場所はほとんどない。

日程は年によって動きます。予定を組むときは神社・主催者の案内で確認してください。

主要ターミナルからのアクセス

渋谷から約25分乗換1回(新宿で乗換)JR山手線 → JR中央線快速¥260
新宿から約13分乗換なしJR中央線快速¥260
東京駅から約28分乗換なしJR中央線快速¥440
上野から約35分乗換1回(神田で乗換)JR京浜東北線 → JR中央線快速¥440
池袋から約26分乗換1回(新宿で乗換)JR埼京線 通勤快速 → JR中央線快速¥350
品川から約39分乗換1回(新宿で乗換)JR山手線 → JR中央線快速¥440
成田空港から約104分乗換2回(日暮里と新宿で乗換)京成スカイライナー → JR山手線 → JR中央線快速¥3,010
羽田空港から約64分乗換2回(浜松町と神田で乗換)東京モノレール → JR京浜東北線 → JR中央線快速¥960土曜・休日の中央線快速は西荻窪を通過する。その場合は中央・総武線の各駅停車に乗る必要がある。

所要時間は平日昼間の目安、運賃はきっぷの概算です。どちらも変わるので、当日は乗換案内で確認してください。

アクセス

西荻窪駅はJR中央線の駅です。中央線快速は平日のみ停車し、土休日は通過します。土日祝に訪れる場合は中央・総武線各駅停車をご利用ください。新宿からは平日の快速で約15分、各駅停車なら約20分。東京メトロ東西線の直通列車も中央線各停に乗り入れています。街はコンパクトで徒歩で回れますが、駅近くでレンタサイクルを借りると善福寺川まで足を伸ばせます。

ベストシーズン

春(3月下旬〜4月上旬)は善福寺川沿いの桜が見頃を迎え、商店街にも花見客がにぎわいをもたらします。秋(10〜11月)は街路樹が黄金色に染まり、骨董店めぐりに最適な涼しい気候になります。平日の午後は最もゆっくり過ごせ、週末の午前中は多くの骨董店が一斉に開いてにぎわいます。

地元のコツ

西荻窪には「ゆっくり見る文化」があります。骨董店では何も買わずに30分過ごしても失礼にはなりません。むしろ店主は急ぎ足の客より興味深そうに見ている客を好む傾向があります。『見てもいいですか?』のひとことで、英語が話せない店主でも笑顔で迎えてくれます。

地名の由来

「荻窪」は、荻というイネ科の草が生える窪地という意味である。西荻窪はその西側という意味で、1922年の駅の開業とともに使われはじめた。町名としての西荻北・西荻南ができたのは、関東大震災のあとに市街化が進んでからである。

駅名の6言語表記

English
Nishiogikubo
日本語
西荻窪にしおぎくぼ
한국어
니시오기쿠보
简体中文
西荻洼
繁體中文
西荻窪
ไทย
นิชิโอกิคุโบะ