Tokyo

ryogoku

二つの国を、1657年の火事のあとに架かった橋がつないだ。町の中心にある公園は、その土地で起きたことのために存在している。

両国は国技館を中心に相撲文化が根づく街で、ちゃんこ鍋の店が周辺に点在する。江戸東京博物館では江戸から近現代までの都市の変遷を大規模な展示で体感でき、食・文化・歴史を一日で回れる稀有なエリアだ。

観光スポット

定番

江戸東京博物館

江戸東京博物館

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江戸時代から近現代にいたる東京の変遷を、実物大の復元模型や一次資料を通じて辿る大型博物館。約400年分の都市史を一つの建物で概観できる。

💡 Webチケットの事前購入を強く推奨。平日でも入場待ちの列ができることがある。

🕐 月曜定休。火〜金・日曜 9:30〜17:30。土曜 9:30〜19:30。

💬 “3月にリニューアルした江戸東京博物館に行ってきました!昨日は平日だしWebチケット買わなくてもいっかーと行ってみたらビックリ!10時半の時点で何百人も長蛇の列!Webチケット事前購入をお勧めします!でも、券売機3台でサクサク進むので30分くらいの待ち時間だったかな。Googleレビューより

両国江戸NOREN(江戸のれん)

両国江戸NOREN(江戸のれん)

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旧JR両国駅舎を活用した飲食・文化の複合施設で、改札を出てすぐの場所にある。江戸の食文化を軸にした複数の飲食店と土産物売り場が集まり、観光の拠点として使いやすい。

💡 毎日10:00〜23:00の営業なので、博物館のあとの昼食にも、夜遅い夕食にも対応できる。

🕐 毎日 10:00〜23:00。

💬 “JR両国駅のすぐそばに広がる「両国江戸NOREN」は、観光・食事・お土産選びまで一度で楽しめる便利な複合施設です。改札を出てすぐ歩くだけで、江戸の相撲文化や下町の雰囲気に浸れます。Googleレビューより

相撲博物館

相撲博物館

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両国国技館の中に設けられた無料の博物館で、江戸時代から現代までの相撲の歴史と文化を保存・展示している。化粧廻し、横綱、錦絵、番付など、館内でしか見られない資料が一フロアに並ぶ。

💡 入館無料だが、土・日曜は定休。訪問は平日に限られる。

🕐 月〜金曜 10:00〜16:30。土・日曜定休。

💬 “2月下旬の平日に訪問させていただきました。両国国技館内にある相撲博物館は、相撲の歴史と文化を後世に残すことを目的とした施設で入館は無料です。江戸時代から現代までの名力士の化粧廻し、横綱、錦絵、番付など、ここでしか見られない貴重なコレクションが一つのフロアに展示してありました。Googleレビューより

地元の穴場

隅田川沿いの遊歩道

両国周辺の隅田川沿いには遊歩道が整備されており、屋形船が行き交う様子をのんびり眺められる。首都高速の高架下は夏でも日陰になり、涼みながら散策できる。

💡 日没後の夜景も美しい。屋形船の灯りが川面に映る時間帯も狙い目。

横網町公園・東京都慰霊堂

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この一帯を二度消し去った災禍——1923年の関東大震災と1945年の東京大空襲——を悼む公園。慰霊堂には両方の犠牲者の遺骨が納められている。併設の東京都復興記念館には焼け跡から拾われた遺物が並び、ねじ曲がった金属や焼け焦げた日用品が当時のまま展示されている。入場は無料。外国人観光客はほとんど訪れない。

💡 入場無料。平日はいつ来ても静か。両国駅から徒歩8分ほどで、近くの江戸東京博物館と組み合わせるとちょうどよい。

すみだ北斎美術館

すみだ北斎美術館

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この地で生まれた葛飾北斎を専門とする美術館。建築家・妹島和世が設計した建物も見事で、常設展示は混雑とは無縁の落ち着いた空間である。

💡 ミュージアムショップの北斎グッズは品質が高く、浅草の土産物屋と比べて圧倒的にセンスがいい。贈り物にも最適。

グルメ

定番

月島もんじゃ もへじ 両国

月島もんじゃ もへじ 両国

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両国駅隣接の月島もんじゃ専門店。江戸情緒のある外観と活気ある店内が特徴で、スタッフがテーブルで手際よく焼いてくれるため、もんじゃ初心者でも安心して楽しめる。

💡 土・日曜は10:30から営業し、平日より30分早く入れる。大相撲本場所の週末は混雑が予想されるため、早い時間の来店か予約が確実。

🕐 月〜金曜 11:00〜23:00。土・日曜 10:30〜23:00。

💬 “両国駅横の「月島もんじゃ もへじ」を訪問しました。江戸情緒を感じる外観と活気あふれる店内で、食事をする前から気分が高まります。スタッフの方が目の前で手際よく焼き上げてくださるので、初めての方でも安心して本場のもんじゃ焼きを楽しめます。今回は明太子やチーズを使った人気のもんじゃをいただきました。Googleレビューより

ちゃんこ霧島 両国本店

ちゃんこ霧島 両国本店

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陸奥部屋直伝のちゃんこ鍋を出す専門店。醤油ベースのスープに野菜と肉が層になって入り、力士が実際に食べてきた鍋を味わえます。

💡 14〜15時ごろに一旦閉店するので、遅めのランチは要注意。

とんかつ はせ川

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食べログの「とんかつ百名店」に選ばれてきた店。看板は平牧三元豚のロースかつで、ソースではなく塩とわさびで食べさせます。

💡 両国駅から徒歩3分。ミシュランのビブグルマンにも取り上げられています。

この街の記憶

空き地だった場所

海外で両国といえば相撲だが、この街の真ん中にあるのは、その土地で起きたことのために存在している公園である。ここは1919年(大正8)まで陸軍被服廠、つまり軍服をつくる工場だった。工場が赤羽へ移ったあと、広い空き地が残り、東京市はそこを公園にしようとしていた。

1923年(大正12)9月1日の午前11時58分、地震が起きた。周辺の人々がこの空き地へ逃げてきたのは、まさに何も倒れず何も燃えない開けた土地だったからで、人々は運べるものを運んできた。布団、家具、荷を積んだ大八車。午後には4万人近くがここに詰めかけていた。午後4時ごろ、火災旋風が起きる。避難者が持ち込んだ家財が、そのまま燃料になった。この一区画だけで約3万8000人が亡くなった。東京市全体の死者の、半数を超える数である。

1930年(昭和5)、身元の分からない遺骨を納めるための堂がここに建てられた。設計は築地本願寺を手がけた伊東忠太で、見た目は寺院だが、鉄筋コンクリート造で、燃えず揺れに耐えるようにつくられている。1948年(昭和23)には東京大空襲の身元不明の遺骨もここへ納められ、1951年(昭和26)に東京都慰霊堂と改称して現在の姿になった。二十二年を隔てた二つの惨事が、同じ堂の中にある。国技館は、そこから歩いて数分のところにある。

  • 横網町公園、両国駅から徒歩7分ほど。同じ公園内の慰霊堂と復興記念館は、いずれも入場無料。
  • 法要は9月1日と3月10日に営まれる。震災の日と、1945年の東京大空襲の日にあたる。

一年の行事

  1. 1月中旬の日曜から15日間

    大相撲 一月場所(初場所)

    両国国技館

    年6回ある本場所のうち、東京で行われる3回の最初。15日間、朝から夕方まで取組が続き、幕内力士の登場は午後3時すぎから。当日券は朝に並べば買えることが多い。

  2. 3月10日

    東京大空襲の法要

    横網町公園・東京都慰霊堂

    1945年3月10日の東京大空襲で亡くなった身元不明の遺骨も、この堂に納められている。毎年この日に法要が営まれる。観光の催しではない。

  3. 5月中旬の日曜から15日間

    大相撲 五月場所(夏場所)

    両国国技館

    東京場所の2回目。場所中は駅から国技館までの道に幟が立ち、浴衣姿の力士とすれ違うことがある。国技館の地下では焼き鳥が作られていて、館内で売られている。

  4. 7月最終土曜

    隅田川花火大会

    隅田川(第一会場・第二会場)

    19時から20時半にかけて、隅田川の2か所で打ち上げられる。両国駅から近いのは下流側の第二会場(駒形橋下流〜厩橋上流)で、上流側の第一会場は浅草寄り。当日は駅も川沿いも大変混み合い、周辺の道路は歩行者天国になる。

  5. 9月1日

    関東大震災の法要

    横網町公園・東京都慰霊堂

    1923年9月1日、この場所に逃げ込んだ人々のうち約3万8000人が火災旋風で亡くなった。身元の分からない遺骨を納めるために建てられたのがこの堂で、毎年この日に法要が営まれる。観光の催しではない。

  6. 9月中旬の日曜から15日間

    大相撲 九月場所(秋場所)

    両国国技館

    東京場所の3回目で、この年の東京での最後。夏の終わりから秋にかけての15日間で、場所後に番付が動く。国技館の周りは場所中だけ人の流れが変わる。

日程は年によって動きます。予定を組むときは神社・主催者の案内で確認してください。

泊まる

アパホテル&リゾート〈両国駅前タワー〉

アパホテル&リゾート〈両国駅前タワー〉

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両国駅前に立つ30階建てのタワーホテル。大浴場(露天風呂付き)と30階にプールを備える。上層階の客室からは周辺の眺望が得られる。

💡 大浴場は地下にあり景色は望めない。景色を重視するなら30階のプールを活用するとよい。

💬 “最上階の30階スカイフロアのスーペリアツインルームに宿泊。部屋は思った程広くないが、窓からの眺めは良くベッドの寝心地も良好。巨大なテレビもなかなか良い。大浴場はとても広く、露天風呂もあるが地下のため景色を眺めたりは出来ません。30階のプールと逆ならよかったのにと思いました。Googleレビューより

第一ホテル両国

第一ホテル両国

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都営大江戸線両国駅にほぼ直結し、雨でも濡れずにアクセスできるホテル。1階にセブンイレブンが入居しており、深夜の買い物にも困らない。

💡 大江戸線利用なら直結で便利。JR両国駅からは徒歩数分かかるので、使う路線に合わせて動線を確認しておこう。

💬 “平日に宿泊です。大江戸線の両国駅からは雨に濡れる事なく、ほぼ直結と言っていいレベルで便利が良いです。JRの両国からはやや歩きますが、不便と感じるほどの距離でもありません。1Fにはセブンイレブンもあります。部屋自体は割と広めで、やや古さを感じますが、特に気になるような事はありません。Googleレビューより

THE GATE HOTEL 両国 by HULIC

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2020年11月開業、隅田川沿いに建つ新しいホテル。最上階には宿泊者専用のテラス&ラウンジがあり、スカイツリーと隅田川を一望できる。

💡 JR両国駅から徒歩3分。川沿いの眺望重視で滞在したい人におすすめ。

1泊あたり約16,000円〜(2名利用時、朝食なし、目安)

主要ターミナルからのアクセス

  • 渋谷から

    約31分 · 乗換1回 (秋葉原で乗換) · JR山手線 → JR中央・総武線各駅停車 · ¥260

  • 新宿から

    約22分 · 乗換なし · JR中央・総武線各駅停車 · ¥260御茶ノ水で中央線快速から乗り継ぐと17分ほどに縮まる。

  • 東京駅から

    約13分 · 乗換1回 (秋葉原で乗換) · JR山手線 → JR中央・総武線各駅停車 · ¥200

  • 上野から

    約12分 · 乗換1回 (秋葉原で乗換) · JR京浜東北線 → JR中央・総武線各駅停車 · ¥200

  • 池袋から

    約29分 · 乗換1回 (秋葉原で乗換) · JR山手線 → JR中央・総武線各駅停車 · ¥260

  • 品川から

    約26分 · 乗換1回 (秋葉原で乗換) · JR山手線 → JR中央・総武線各駅停車 · ¥260

  • 成田空港から

    約71分 · 乗換2回 (日暮里と秋葉原で乗換) · 京成スカイライナー → JR山手線 → JR中央・総武線各駅停車 · ¥2,770

  • 羽田空港から

    約39分 · 乗換2回 (浜松町と秋葉原で乗換) · 東京モノレール → JR山手線 → JR中央・総武線各駅停車 · ¥730両国に停まるのは総武線の各駅停車だけ。快速に乗ると錦糸町まで行ってしまう。

所要時間は平日昼間の目安、運賃はきっぷの概算です。どちらも変わるので、当日は乗換案内で確認してください。

アクセス

新宿からは都営大江戸線で直通約20分。秋葉原からはJR総武線で両国まで5〜7分ほど。成田空港からは成田エクスプレスで東京駅へ出てJR総武線に乗り換え、合計70〜80分ほど。

ベストシーズン

1月・5月・9月の大相撲本場所期間中は街全体に活気が増す。本場所以外の平日午前は人が少なく、各スポットの待ち時間も短い。

地元のコツ

JR両国駅と都営大江戸線の両国駅は徒歩数分離れている。国技館や博物館はJR側なので、目的地に合わせてどちらの駅を使うか決めてから出るとよい。

地名の由来

「両国」は二つの国という意味である。隅田川はかつて武蔵国と下総国の境で、1657年の明暦の大火のあとに架けられた橋が両国を結んだことから両国橋と呼ばれ、それが一帯の地名になった。