本多劇場
3分1982年開館の本多劇場は、下北沢の演劇文化を象徴する存在。第一線の劇団が公演を行う小劇場の旗艦として、長年にわたり日本の演劇シーンを牽引してきました。
💡 人気劇団の公演は数週間前に完売することも。公式サイトで早めに日程を確認しておきましょう。
Tokyo
北沢という川の下流にあたる。川はいま暗渠になり、緑道として残っている。上北沢は、同じ川の上流というだけのことだ。
写真 Ozgu Ozden / Unsplash
小劇場、レコード店、古着屋が細い路地に集まっている。劇場の多くは一人の元俳優が建てたもので、その事情がこの街を演劇の街にした。小田急線が地下化され、線路の跡地は南北に長い遊歩道になっている。
定番
1982年開館の本多劇場は、下北沢の演劇文化を象徴する存在。第一線の劇団が公演を行う小劇場の旗艦として、長年にわたり日本の演劇シーンを牽引してきました。
💡 人気劇団の公演は数週間前に完売することも。公式サイトで早めに日程を確認しておきましょう。
2021年に小田急線の高架下に誕生した複合施設。設計事務所ジェネラルデザインによるモジュール式の木造デザインが下北沢のDIY精神を体現しており、約25のインディペンデントショップや飲食店が入居しています。
💡 週末の午後は混雑するため、平日の午前中に訪れると落ち着いて各店舗を楽しめます。
地元の穴場
京王井の頭線の高架下に沿って細長く伸びる複合施設。飲食店、書店、コワーキング、雑貨店などが入る。下北沢では小田急線が地下、井の頭線が地上を通るので、高架下という空間が生まれるのは井の頭線の側だけである。
💡 駅から徒歩3分。店ごとに営業時間が違う。高架のすぐ脇なので、電車が頭上を通る音がする。
商店街の2階にある小規模なブラックボックス劇場。1980年代から、日本を代表する劇作家や演出家を輩出してきた小劇場です。
💡 チケットは公演ごとに劇団が売るので、日程と買い方は劇団のサイトで確かめてください。客席は狭く、どこに座っても舞台は近くにあります。
下北沢は東京随一のレコード密集地帯。フラッシュディスクランチ、JET SET Records、ディスクユニオン下北沢店は必訪。数時間と数千円の予算を用意して臨んでください。
地下にあるライブハウス。下北沢には同じ規模の会場がいくつもあり、無名のバンドが最初に立つ場所として使われてきた。客席と舞台の距離が近い。
💡 18時開場が基本だが、公演によって違う。行くならその日の出演と時間を公式サイトで確認すること。当日券が出ない公演もある。
銭湯だった建物をそのまま使っている古着店。天井が高く、脱衣所と浴室の仕切りが残ったままで、その中に服が並ぶ。下北沢には古着店が多いが、建物ごと残っているのはここくらいである。
💡 12時〜20時。駅から徒歩5分。持ち込んだ服を店の商品と交換できる仕組みがある。
定番
札幌で始まったスープカレーの店の東京店。下北沢はカレー店が多い街で、毎年カレーの催しも開かれる。この店は辛さを段階で選ぶ形式で、名前が段階ごとに付いている。
💡 11時30分〜15時、17時30分〜22時30分。駅から徒歩5分。辛さは後から足せないので、迷ったら弱いほうから始めたい。
東京のエスプレッソバーのなかでも名の通った店。「午前11時以降はミルク系メニューなし」など、店の決めたルールがはっきりしています。
💡 平日の朝にストレートのエスプレッソだけを頼むのが、この店の勧める飲み方。ルールには従うこと。
地元の穴場
小田急線が地下化してできた線路跡地に、2020年に開いた小さな商業区画。個人経営の店が中庭を囲むように並び、飲食店のいくつかは週替わりで作り手が入れ替わる区画を持っている。
💡 駅から徒歩6分。店ごとに営業時間が違う。週替わりの区画は、何が出るか行ってみないと分からない。
本多一夫は北海道から俳優になるつもりで東京へ出てきた。役者としては思うようにいかず、下北沢でバーを開いた。店は増え、一時は数十軒の居酒屋を抱えるまでになる。演劇からは離れた場所での成功だった。
一九八〇年、彼は演劇の養成所を作った。そこに集まった若い役者たちが同じことを言った。都心に大きな劇場はいくらでもある。ただ、自分たちがやりたい芝居に合う劇場が無い、と。彼は劇場を建てることにした。
一九八二年、駅のすぐそばに建てたビルの二階に本多劇場が開いた。構想に十年かけたという。八〇年代半ばに小劇場ブームが来ると、彼はさらに小屋を増やしていった。下北沢が「演劇の街」と呼ばれるのは、行政の計画でも文化政策でもなく、飲み屋で稼いだ金を一人が芝居小屋に変え続けたからである。
下北沢一番街商店街
昭和のはじめから続く節分の祭り。「鬼は外」とは言わず、「福は内」を三度唱えて豆をまく。二日目の「天下一天狗道中」では、大天狗・烏天狗・山伏など八十人ほどが商店街を歩いて福豆を配る。前夜には烏天狗が店の中に現れる。
北澤八幡神社
もとは9月18日・19日に行われていたが、戦後は第1土日に移った。二十基を超える神輿が各町から出て、宮入する。劇場や古着屋の並ぶ通りを神輿が通っていく。
日程は年によって動きます。予定を組むときは神社・主催者の案内で確認してください。
2021年開業のデザインブティックホテル。客室にはレコードプレーヤーが置かれ、ライブラリーには厳選された書籍が並びます。地下にはヴァイナルバーがあり、カルチャー好きな旅行者に最適の宿です。
目安:1泊15,000〜25,000円程度
駅から徒歩3分、評価の高い小さなゲストハウス。劇場街や古着屋が入り組む一帯まで歩いてすぐの立地。
目安:1泊10,000〜18,000円程度
渋谷から
約5分 · 乗換なし · 京王井の頭線 急行 · ¥140
新宿から
約8分 · 乗換なし · 小田急小田原線 快速急行 · ¥170
東京駅から
約31分 · 乗換1回 (新宿で乗換) · JR中央線快速 → 小田急小田原線 · ¥420
上野から
約39分 · 乗換2回 (神田と新宿で乗換) · JR山手線 → JR中央線快速 → 小田急小田原線 · ¥420
池袋から
約25分 · 乗換1回 (渋谷で乗換) · JR埼京線 → 京王井の頭線 · ¥350
品川から
約29分 · 乗換1回 (渋谷で乗換) · JR山手線 → 京王井の頭線 · ¥350
成田空港から
約98分 · 乗換2回 · 京成スカイライナー → JR山手線 → 小田急小田原線 快速急行 · ¥2,990
羽田空港から
約57分 · 乗換3回 · 東京モノレール → JR山手線 → 東京メトロ千代田線 → 小田急小田原線 · ¥1,020下北沢に来るのは京王井の頭線と小田急小田原線の2路線。渋谷から5分、新宿から8分と、二大ターミナルのどちらからも近い。羽田からは乗換が多いので、渋谷か新宿へ出てから乗り換えると分かりやすい。
所要時間は平日昼間の目安、運賃はきっぷの概算です。どちらも変わるので、当日は乗換案内で確認してください。
下北沢には小田急小田原線と京王井の頭線が乗り入れる。新宿からは小田急、渋谷からは井の頭線で、どちらも乗り換えなしで来られる。小田急線は地下、井の頭線は地上にホームがあるので、乗り換えるときは上下に移動する。所要時間と運賃は下の表にまとめてある。街はコンパクトで、見どころは徒歩で回りきれる。
年間を通じて楽しめますが、春(3月下旬〜4月)は北沢川緑道の桜並木が美しい季節。10月の「下北沢カレーフェスティバル」や「下北沢音楽祭」の時期は街が最も盛り上がります。週末の夜は混雑しますが、平日の午後はゆったりと古着めぐりを楽しめます。
ライブハウスや古着屋の多くは現金のみの対応。小さな店ではSuicaも使えないことがあるので、コンビニATMで現金を引き出しておきましょう。また、下北沢の路地は案内板がほとんどなく、地図通りには動けません。迷うこと自体を楽しむ気持ちで散策するのが下北沢の正しい歩き方です。
「北沢」という川に沿った土地の、下流側という意味である。上流側は上北沢と呼ばれる。北沢川そのものは暗渠になり、いまは北沢川緑道として道の形で残っている。上北沢と下北沢が離れているのは、同じ川の上と下だからである。