Tokyo

akihabara

秋葉原に秋葉神社はない。地名のもとになった社は、1888年に鉄道を通すため三キロほど離れた松が谷へ移された。

家電の街として始まり、いまはアニメ・マンガ・ゲームの店が重なって立っている。大型量販店の裏に同人誌の専門店があり、ジャンクパーツの露店の隣にメイドカフェの呼び込みが立つ。中央通りは日曜の午後に歩行者天国になる。

観光スポット

定番

ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba

ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba

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秋葉原駅前に構える9フロアの巨大複合店舗。家電・PC・カメラから模型・フィギュア・ゲームまで、ほぼすべてのジャンルを一棟で網羅しています。外国人旅行者向けの免税カウンターも充実しています。

💡 上層階のホビー・フィギュアコーナーは、近隣の専門店と価格を比較してから購入するのがおすすめです。ポイントカードがあればさらにお得になります。

秋葉原ラジオ会館

秋葉原ラジオ会館

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秋葉原の象徴的な商業ビルで、フィギュア・トレーディングカード・同人誌・レトロゲームを扱う専門店が各フロアにひしめいています。老舗店舗から新興ショップまで混在し、掘り出し物が見つかる確率が高い場所です。

💡 エレベーターで最上階まで上がり、1フロアずつ降りながら巡るのが効率的です。小さなブースに思わぬレアアイテムが眠っていることがあります。

コトブキヤ 秋葉原館

コトブキヤ 秋葉原館

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国内外で高い評価を得るプラモデル・フィギュアメーカー「コトブキヤ」の旗艦店。限定商品や完成品ディスプレイが充実しており、ブランドのクオリティを間近で体感できます。

💡 限定品は開店直後に売り切れるケースも多いため、公式サイトで発売スケジュールを事前に確認してから来店するのがベストです。

地元の穴場

まんだらけ コンプレックス

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秋葉原を代表するオタク系の総合店のひとつ。マンガ・玩具・同人誌が階ごとに分かれて並び、そのなかに1980〜90年代のアニメ制作で実際に使われたセル画や手描き原画を扱う一角がある。複製ではなく、撮影に使われたものそのものが値札を付けて売られている。

💡 セル画や原画は作品や状態によって相場が大きく変わる。事前におおよその相場を調べておくと、掘り出し物かどうかの判断がしやすい。

スーパーポテト 秋葉原店

スーパーポテト 秋葉原店

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レトロゲーム専門の店。アタリから日本未発売の海外タイトルまで扱い、5階には現役で稼働するミニアーケードがある。

💡 5階のアーケードは硬貨を入れて遊ぶ。両替機はあるが、小銭を持っていくほうが早い。

秋葉原の裏道から神田明神へ

秋葉原の裏道から神田明神へ

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秋葉原の裏通りを北上すると、IT・アニメ文化の守護神として知られる神田明神へのひっそりとした参道が続きます。早朝8時前の参拝は参拝客もまばらで、都会のオアシスのような静けさがあります。

ガチャポン会館

ガチャポン会館

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秋葉原駅の近くに、カプセルトイの自動販売機を数百台並べた店。食品サンプルから所属のわからないマスコットまで並び、機械ごとに値段が違う。硬貨が要る。

神田川沿いの夕暮れ散歩

秋葉原から西へ神田川沿いを歩くと、ネオンの喧騒から切り離された静かな水辺の景色が広がります。春には桜並木が咲き誇り、地元の人々が思い思いに過ごす姿が見られます。

グルメ

定番

神田まつや

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1884年(明治17年)創業の老舗手打ちそば店。秋葉原から徒歩数分の距離にあり、変わらぬ味と雰囲気で長年にわたって東京の食文化を体現し続けています。

💡 天ざるがイチ押しメニューです。昼のピーク時(12〜13時)を避け、11時半の開店直後か14時以降に訪れると待ち時間が少なくすみます。

@ほぉ〜むカフェ

@ほぉ〜むカフェ

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秋葉原で長年の実績を誇るメイドカフェの老舗。ご主人様・お嬢様と呼ばれながら、オムライスや飲み物を楽しむ独特のサービスが体験できます。初めてのメイドカフェ入門にも適した安心感があります。

💡 飲食代とは別に席料がかかる。時間制で、延長すると加算される。料金は公式サイトに出ている。

めいどりーみん 秋葉原

めいどりーみん 秋葉原

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秋葉原内に複数店舗を展開する大手メイドカフェチェーン。明るくカラフルな内装と、呪文唱えなどのパフォーマンスが外国人観光客にも人気で、英語対応スタッフがいる場合もあります。

💡 オムライスにメイドさんが絵を描いてくれるサービスは追加料金が必要なオプションです。写真撮影も別途料金がかかるため、事前に確認しておきましょう。

この街の記憶

神社だけが戻ってこなかった

秋葉原に秋葉神社はない。名前のもとになった社は、いまここから三キロほど離れた台東区松が谷にある。話は明治二年十二月、西暦でいえば一八七〇年一月の大火から始まる。焼けたあとの一帯は、火が広がらないようにするための空き地——火除地として空けられた。翌年十月、明治天皇の勅命で、宮城内の紅葉山から火を鎮める三神がここへ迎えられ、鎮火社が建った。ところが江戸で火防の神といえば秋葉権現だったから、人々はここにも秋葉様が祀られたものと思い込んだ。誤解のほうが定着して、この原っぱは秋葉の原と呼ばれるようになる。

社が動いたのは、鉄道が来たからである。一八八八年、上野から線路を延ばしてくる日本鉄道の用地になり、鎮火社は下谷入町へ移された。空いた土地には、一八九〇年十一月一日、貨物の駅ができる。一万五千坪あまり。神田川の舟運とつなぐための駅だった。一九二八年には、関東大震災で壊れた神田の青果市場が越してきて、野菜と果物がこの地面を占めた。火除地は、空いているあいだが短い土地だった。

一九四五年、そこはまた焼け跡になり、また露店で埋まった。電機学校の学生が闇市で部品を買い集めてラジオに組み立てて売り、それが当たって、電気部品の露店が寄ってきた。一九四九年の露店撤廃令で彼らは道から追われ、行き先として高架下や駅前に建てられたのが、ラジオセンターであり、ラジオ会館であり、ラジオデパートである。青果市場は一九八九年に廃され、翌年に大田へ移った。線路の西に空いた二・七ヘクタールも、やがて塞がった。火が広がらないように空けておいた土地には、それ以来ずっと、何かが集まり続けている。戻ってこなかったのは、神社だけである。

  • 明治2年12月(1870年1月)の大火後に火除地が置かれ、1870年10月に鎮火社が創建された。江戸で信仰の篤かった秋葉権現と混同されて「秋葉の原」と呼ばれたのが地名の由来。
  • 鎮火社は1888年、日本鉄道の延伸用地となって下谷入町(現・台東区松が谷)へ移り、秋葉神社となった。秋葉原駅は1890年11月1日に貨物駅として開設。
  • 神田青果市場は1928年に秋葉原へ移転し、1989年に廃止、1990年に大田市場へ移った。跡地約2.7haは2003年から再開発された。地名の読みの変遷には諸説がある。

一年の行事

  1. 5月中旬

    神田祭

    神田明神

    本祭は二年に一度、丑・卯・巳・未・酉・亥の年にだけ行われる。氏子は神田から日本橋・大手町・丸の内まで108町会に及び、神輿宮入の日には大小200を超える神輿が明神を目指して坂を上がってくる。本祭でない年は通常の神事だけになるので、狙って来るなら年を確かめること。

日程は年によって動きます。予定を組むときは神社・主催者の案内で確認してください。

泊まる

&AND HOSTEL AKIHABARA

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駅から徒歩7分、評価の高いホステル。個室とドミトリーが選べる。電気街・オタク文化のエリアを歩いて回るための、飾らない実用的な拠点。

1泊あたり概算8,000〜14,000円(季節・部屋タイプにより変動)

ドーミーイン秋葉原

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電気街の中心にありながら、館内に天然温泉大浴場を備えた珍しいビジネスホテル。清潔で機能的な客室に加え、深夜に無料の夜鳴きそばが提供されるサービスが泊まった客に好評です。

1泊あたり概算10,000〜18,000円。天然温泉と深夜そばのサービスを考慮すると非常に割安感があります。

主要ターミナルからのアクセス

  • 渋谷から

    約29分 · 乗換なし · JR山手線 · ¥260御茶ノ水で総武線に乗り換えると2分ほど速いが、乗換なしで座れるほうが楽なことも多い。

  • 新宿から

    約12分 · 乗換1回 (御茶ノ水で乗換) · JR中央線快速 → JR中央・総武線各駅停車 · ¥210

  • 東京駅から

    約4分 · 乗換なし · JR山手線・京浜東北線 · ¥160

  • 上野から

    約3分 · 乗換なし · JR山手線 · ¥160

  • 池袋から

    約20分 · 乗換なし · JR山手線 · ¥260

  • 品川から

    約17分 · 乗換なし · JR山手線 · ¥210

  • 成田空港から

    約64分 · 乗換1回 (日暮里で乗換) · 京成スカイライナー → JR山手線 · ¥2,770

  • 羽田空港から

    約31分 · 乗換1回 (浜松町で乗換) · 東京モノレール → JR山手線 · ¥720

所要時間は平日昼間の目安、運賃はきっぷの概算です。どちらも変わるので、当日は乗換案内で確認してください。

アクセス

秋葉原には3社5路線が乗り入れる。JR山手線・京浜東北線・中央総武線各駅停車、東京メトロ日比谷線、つくばエクスプレスである。新宿からは総武線各駅停車が直通しているが、中央線快速で御茶ノ水まで来て乗り換えるほうが速い。所要時間と運賃は下の表にまとめてある。つくばエクスプレスのホームは別棟にあるので、乗り換えには数分みておきたい。

ベストシーズン

平日の午後(火〜金曜の14〜18時)は店舗が揃っており、比較的混雑が少ない狙い目の時間帯です。週末は特に賑わい、日曜日には中央通りが歩行者天国になります。夏コミケや冬の大型アニメ・ゲームの発売時期は熱気が最高潮に達します。

地元のコツ

同じ商品でも店舗ごとに値段が異なることが多いため、2〜3店舗を比較してから購入するのが賢明です。小規模店舗は現金のみ対応のところも多いため、事前に現金を用意しておきましょう。海外で使用する家電を購入する際は、必ず電圧(日本は100V)と保証内容を確認してください。

地名の由来

1868年、たびたび焼けたこの一帯に火除けの鎮火社が置かれた。人々はこれを秋葉さまと呼び、社のまわりの空き地を秋葉の原と呼んだ。それが駅の名になった。神社は1888年に鉄道用地となって移転している。