Backstreet Journey
日本語

六本木

Roppongi

大名屋敷、陸軍、米軍と持ち主を変えてきた夜の町。

六本木には、森タワー53階の森美術館と、常設展示を持たない国立新美術館があり、夜はクラブとバーが動く。地名は「六本の木」の意味だが、松の大樹が6本あったという説と、「木」の字のつく大名6家の屋敷があったという説があり、決着していない。土地は大名屋敷から陸軍、米軍へと移り、いまも米軍の赤坂プレスセンター(約3万1670平方メートル)が返還されずに残っている。

見どころ

定番

森美術館

徒歩7分

Mori Art Museum

森タワー53階に位置する、日本を代表するコンテンポラリーアートの美術館。国内外の最前線を行く企画展を年間を通じて開催し、52階の「東京シティビュー」展望台からは360度の東京夜景が楽しめます。

美術館と展望台のセット券がお得です。特に夜景目当てであれば、日没後に訪れるのがおすすめ。展望台の営業は10:00〜22:00(最終入館21:30)です。

森美術館

写真: fan yang / Unsplash

定番

国立新美術館

徒歩10分

The National Art Center, Tokyo

黒川紀章設計の波打つガラスカーテンウォールが印象的な、日本最大級の展示スペース。常設展示を持たず、年間を通じて多彩な企画展や公募展を開催しているため、何度訪れても新しい体験ができます。

建物への入館自体は無料。3階のブラッスリー「ポール・ボキューズ ミュゼ」は眺めがよく、ランチコースが比較的リーズナブルで、地元のビジネスパーソンにも人気です。

国立新美術館

写真: Kakidai / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

定番

21_21 DESIGN SIGHT

徒歩9分

安藤忠雄設計による東京ミッドタウン内の半地下ギャラリー。デザインを切り口に社会や日常を問い直す展覧会は質が高く、クリエイティブ系の来場者に特に支持されています。

周囲の彫刻庭園は無料で散策できます。ミッドタウン・ガーデンとあわせて、展示を見なくても外回りを歩くだけで十分楽しめます。

穴場

東京ミッドタウン檜町公園(夕方)

徒歩7分

Tokyo Midtown Hinokicho Park at dusk

ミッドタウンの裏手に広がる、長州藩毛利家の下屋敷「檜屋敷」だった庭園の跡地。夕方には近隣で働く人が缶を片手に座っています。木立が高く、まわりのビルの明るさはここまで届きません。

平日の17〜18時台は、仕事を終えた人が入れ替わりに座っていく時間帯です。ミッドタウンの建物の中とは音の量が違います。

穴場

乃木神社と乃木大将邸

徒歩12分

Nogi Shrine and General Nogi's Residence

六本木駅から徒歩12分(乃木坂駅からはすぐ)の場所に、1912年に明治天皇崩御に殉じた乃木希典大将を祀る神社があります。隣には乃木夫妻が暮らした洋館と煉瓦造の馬小屋が旧乃木邸として残り、いずれも港区指定有形文化財。普段はほぼ観光客に気づかれていません。

旧乃木邸の内部公開は年に数回のみ(命日前後の9月12・13日など)。それ以外の日は窓越しに内部を見ることができます。かつて境内で開かれていた骨董市は現在休止中です。

穴場

麻布十番商店街

徒歩15分

Azabu-Juban Shotengai Shopping Street

六本木の隣町、麻布十番。六本木に住む人が実際に買い物や食事をするアーケード商店街です。百年を超える豆腐店、煎餅屋、老舗のそば屋など、英語表記のない店が並びます。

1909年創業の浪花家総本店は、鯛焼きの発祥店とも言われる老舗。行列ができるが、比較的早く進む。

グルメ

定番

権八 西麻布

徒歩14分

Gonpachi Nishiazabu

映画「キル・ビル」のレストランシーンのインスピレーション元と言われる、吹き抜け構造の大型居酒屋。焼き鳥・そば・日本酒のラインアップは本格的で、エンターテインメントとしての食体験を求める方に向いています。

ピーク時間帯の飛び込みは待ち時間が長くなるため、オンライン予約が賢明。囲炉裏を使った炭火焼きメニューが特においしいです。

定番

東京ミッドタウン レストランフロア

徒歩5分

Tokyo Midtown Restaurant Floor

ミッドタウン地下・3階を中心に、懐石からフレンチビストロまで質の高いレストランが集積しています。東京の商業施設のなかでも特に飲食テナントの選定基準が高いエリアのひとつです。

ランチタイムのセットメニューは同店のディナーに比べてほぼ半額。コストパフォーマンスで言えばランチ利用が断然お得です。

穴場

麻布十番の豆腐屋・惣菜店

Azabu Tofu Shops on Azabu-Juban Shotengai

麻布十番の商店街には、毎朝豆腐を手作りしている老舗豆腐店が数軒残っています。日常の買い物客と並んで、スーパーのものとはまったく別物の絹ごし豆腐や豆乳を買える場所です。

1948年創業の「麻布吉野屋商店」や「亀屋豆腐店」などが現役。その日の朝に作られたものが買える。

街の記憶

返っていない一区画

この土地は何度も持ち主を変えてきた。江戸のころは大名の下屋敷が並び、明治になると陸軍が入って歩兵の連隊が置かれた。敗戦で軍が消えると、こんどは米軍が接収した。夜の街としての六本木は、そのあとに出来ている。基地があり、外国人がいて、彼ら相手の店が並び、やがて店のほうが目的地になった。

接収された土地の大半は返還され、いまはミッドタウンや公園や大使館になっている。ただし全部ではない。六本木七丁目に、赤坂プレスセンター——通称ハーディ・バラックス——という三万千六百七十平方メートルの区画が、いまも在日米陸軍の施設として残っている。星条旗新聞の事務所と宿泊施設、そしてヘリポートがある。

ヘリポートは動いている。米政府の要人が来日すると、ここが移動の拠点になる。港区は騒音と事故の不安を理由に、国と東京都と米国に対して早期の返還を要請し続けている。ミッドタウンで買い物をしている人の頭の上を、ときどきヘリが通る。六本木の夜がなぜここにあるのかは、その音のほうが説明している。

  • 赤坂プレスセンターは港区六本木7丁目、青山公園に隣接している。フェンス沿いの道は歩けるが、内部には入れない。
  • 占有面積31,670平方メートルは港区の公表値による。

夜の街

穴場

けやき坂のイルミネーション(夜・平日)

徒歩8分

Keyaki-zaka Street Illuminations

六本木ヒルズのけやき坂では、例年11月上旬〜2月下旬に「SNOW & BLUE」と呼ばれる白と青のLEDイルミネーションが17:00〜23:00に点灯します。週末は混雑しますが、平日の夜は人が少なく、約400mのケヤキ並木を、枝に雪が積もったような光景の中で独り占めできます。

泊まる

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グランド ハイアット 東京

徒歩8分

Grand Hyatt Tokyo

六本木ヒルズ内に位置し、森美術館や六本木ヒルズ各施設まで徒歩圏内。東京基準でも部屋が広く、スパ・プールの質も高い。六本木滞在の基準となるラグジュアリーホテルです。

ザ・リッツ・カールトン東京

徒歩6分

The Ritz-Carlton Tokyo

東京ミッドタウンタワーの上層階(45〜53階)に位置し、都内でも有数の高さを誇るホテル。クラブラウンジの朝食は東京のホテル朝食の中でも特に評価が高いです。

一年の行事

8月終わりの週末

麻布十番納涼まつり

麻布十番大通り・パティオ十番・網代公園

1966年に始まった商店街の祭り。15時から21時まで、大通りが歩行者天国になって屋台とステージが出る。例年30万人前後が来るので、六本木側から歩いて向かうと途中から人の流れに乗るだけになる。

日程は年によって動きます。予定を組むときは神社・主催者の案内で確認してください。

主要ターミナルからのアクセス

渋谷から約15分乗換1回(青山一丁目で乗換)東京メトロ半蔵門線 → 都営大江戸線¥290
新宿から約9分乗換なし都営大江戸線¥220
東京駅から約18分乗換1回(霞ケ関で乗換)東京メトロ丸ノ内線 → 東京メトロ日比谷線¥180
上野から約31分乗換なし東京メトロ日比谷線¥210
池袋から約25分乗換1回(新宿で乗換)JR山手線 → 都営大江戸線¥380
品川から約21分乗換1回(大門で乗換)京急本線 → 都営大江戸線¥370
成田空港から約99分乗換1回(上野で乗換)京成スカイライナー → 東京メトロ日比谷線¥2,780
羽田空港から約34分乗換1回(浜松町・大門で乗換)東京モノレール → 都営大江戸線¥700六本木駅に来るのは東京メトロ日比谷線と都営大江戸線の2路線。新宿と上野からは乗り換えなしで着く。

所要時間は平日昼間の目安、運賃はきっぷの概算です。どちらも変わるので、当日は乗換案内で確認してください。

アクセス

六本木駅は東京メトロ日比谷線と都営大江戸線の2路線が利用できます。渋谷から日比谷線への直通はなく(渋谷は日比谷線の駅ではありません)、実用的なルートはJR山手線か埼京線で恵比寿へ出て日比谷線に乗り換え、2駅で到着します。新宿からは大江戸線で直通、約4駅。

ベストシーズン

六本木は年間を通じて楽しめますが、特におすすめは2つの時期です。11〜2月はけやき坂のイルミネーションと澄んだ空気での展望台からの眺めが魅力。4〜5月は檜町公園の新緑と屋外イベントが充実します。夏の週末の深夜は人出が集中するため、混雑を避けたい場合は平日夜か午前中の訪問が賢明です。

地元のコツ

日比谷線の六本木駅ホームは地下のかなり深いところにあるため、乗り換えや出口までは時間に余裕を持ってください。終電は平日で深夜0時〜1時頃が目安で、それ以降はタクシー移動になります。六本木のバーでは飲食代とは別に「テーブルチャージ」(席料)が加算されることが多く、これは一般的な慣習です。金額は店により違うので、入口の表示を見るか、席につく前に聞いてください。

地名の由来

「六本の木」という意味だが、どの木かは定まっていない。松の大樹が六本あったからという説と、上杉・朽木・高木・青木・片桐・一柳という木にちなむ名の大名六家の屋敷があったからという説がある。どちらが正しいかは決着していない。

駅名の6言語表記

English
Roppongi
日本語
六本木ろっぽんぎ
한국어
롯폰기
简体中文
六本木
繁體中文
六本木
ไทย
รปปงหงิ